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子育て家庭の「災害用非常持ち出し袋」&心構え

先日、南海トラフ巨大地震が起こりうる確率が1パーセント高くなりました。30年以内に71%となっています。保育所や幼稚園、小学校に通っている子どもたちは、避難訓練を経験することがあっても、在宅で子育てしている乳幼児の子どもたちとママパパはなかなかそのような機会がないので、意識して防災減災に取り組みましょう。毎日忙しく子育てに追われて、ついつい後回しになりがちですが、先ずは非常用持ち出し袋を家族分用意しましょう。例として家庭用備蓄品とは別、持ち出し袋用です。

◆非常持ち出し袋の中身
・水
・食料
・備蓄用ビスケット、羊かんなど菓子類(子どもが食べ慣れているもの)
・懐中電灯(ヘッドライトも)
・電池
・ラジオ
・ろうそく
・ライター
・マッチ
・万能ナイフ
・携帯
・電話充電器
・軍手(大人用、子ども用)
・ラップ
・ビニール袋
・新聞紙
・ホイッスル
・マスク(大人用、子ども用)
・救急セット
・レインコート
・ティッシュ
・ウエットティッシュ
・生理用品
・家族写真
・連絡先メモ
・アレルギーの有無や検査記録
・母子手帳
・健康保険証
・常備薬(まとめておいて直前に入れる)

◆特に子育て真っ最中の方へ
・オムツとお尻ふき
・粉ミルク 
・哺乳瓶
・おんぶ&抱っこひも又はサラシ
・ミニ絵本や音の出ないおもちゃ(避難所でも遊べるもの)
・少し大きなお子様には、トランプなども準備しておきましょう。
・家族に1つずつ非常持ち出し袋(リュックサック)を用意。

◆その他知っておくと便利なこと
◎新聞紙は防寒や、紙スリッパ、びりびり遊びなど、色々な用途に使えることを日ごろから知っておくと便利です。
◎遊びの見直し・・・電池のいるゲームではなく、避難所など何も道具もなく遊べる方法を日ごろから親子で楽しむ。
 なぞなぞあそび、しりとり、新聞折り紙など。
◎折り紙あそび・・・日ごろからスリッパや、お皿、コップ、ごみ入れなどのつくり方を覚えておくといいですよ。
 真四角のごみ入れは、新聞紙でつくると、トイレの代用にも使えます。
◎キャンプ、野外活動・・・自然の中での生活が生き抜く力を養います。
 テントで寝てみたり、野外料理を楽しんだりする経験がいざという時に役立ちます。
 マッチを扱うことを知らなかったり、マキなど火のおこし方を知らない大人も多いので、子どもたちと一緒に野外での生活を楽しんでみましょう。
◎おんぶもおすすめ・・・避難する時は、子どもの手をつないだり、高台に逃げる時に、木や草をにぎったり、瓦礫と除いたりするために両手をつかえるようにしておけます。抱っこだけでなく、おんぶする方法も身につけておきましょう。おんぶひもがなくても、サラシやひもだけでおんぶできる方法もありますよ。
◎定期的に、テレビを消してローソクだけで夜を越してみたり、非常食パーティーなどしてみるのも楽しく防災を学べます。

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コラム作成者:徳島子育て防災ネットワーク 松崎美穂子

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