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育休ってどうよ?

 今回もパパコラムを担当します小西です。前回は、良いパパでなくてもいいから、子どもとどんどん関わっていこうというような内容でコラムを書かせていただきました。今回は、育休についてです。育休というのは育児休業のことで、Wikipediaによると、“子を養育する労働者が法律に基づいて取得できる休業のこと"らしいです。ここでは我が子が5か月から1歳6か月になるまでの1年余りに渡って育休を取得し、その後職場に復帰した今のところ数少ない男性として感じたことなどを書いてみます。

 まず、どうして長期に渡って育休を取得しようと思ったのかについてです。理由は多岐にわたりますが3つほど挙げてみます。子どもが1歳半くらいになるまで、出来れば親の元で育てたいという意向がある中、①私は“労働者"であるのに対し、相方は“自営業者"にあたる職業であること、②相方が長期に渡って職場を離れたくない意向を示していたこと、そして何よりも、③平均よりも晩婚だったので、子育てがそう何回も経験できそうにない超限定的レア経験であり、この機会を逃すともう子育てに専念する機会がないかもしれないと思ったことです。

 次に、育休中のことです。育児と家事について、自己評価としてはそれなりに頑張ったものの、家事については一般女性が、子育てをしながら家事をしている平均点には及ばなかったと思います。それでも、男性というだけで何となくボーダーラインを下げてもらっている感じがあって、例えば、余り物でおかずを作るという話をしていると、「すごいわね~」と言ってもらったりします。別に男性も女性も必要に迫られればやらざるを得ないことは同じですよと思いつつも、褒められて嫌なわけではないのでそのまま褒められていました。記憶の限りでは、母乳での授乳以外は男性だからといって出来ないことは何一つなかった気がします。普通の休日にたまに赤ちゃんの面倒をみると、“こんなん毎日だなんて無理やわ"と思ってしまいますが、長期でやってみると結局は慣れてきます。

 他にも、平日の昼間にベビーカーを押していると、なかなかの頻度で街のおっちゃんに「お、イクメンってやつやね?」などと声をかけられたりします。「はい、一応…。」などと答えたときに蘇ってきた記憶は、子ども時代に「はいおつり、30“万円"」と言われ困惑したときのものでした。ちなみに誰一人として「兄ちゃんイケメンやね」と声をかけては来ませんでした。それから、子どもから見たらおばあちゃんくらいの年齢のおばちゃんは、子ども連れの自分に対してとても優しい人が多かったです。今でも休みの日に、子どもと二人で手をつないで歩いていると、この世代の方が声をかけてくださいます。これらのこと以外にも、沢山経験したことがあり、エピソードもいっぱいあるのですが、紙面の都合上書き切れません。

 最後に、育休後のことを少しだけ。仕事に復帰すると、ありがたいことに、あれこれ心配する間もなく次から次へとしなくてはいけないことがあり、目の前の仕事をしていくことで、いつの間にか職場の輪に入っていけましたので、復帰への心配も杞憂となりました。育休後は、仕事上のことを考える際の視点がいくつか増えた気がします。

 ここまで、いろんなことを書きましたが、“で、育休ってどうよ?"ということについて。育休は「休」という字が入っていますが「休憩」の要素はないので、仕事が休めていいねというようなものではありません。でも自分はもう一人子どもが生まれたら、もう一回育休を取得したいと思っています。これが“どうよ?"に対する自分なりの答えです。

 出来るだけ男性の皆さんも自分一人で育休をとって、毎日一人で昼間にずっと我が子と向き合ってみて下さい。今まで見えていなかったものに気づきます。私は、父親がする子育てについて“参加"するものでも、“手伝う"ものでもなく、最初から当事者であり主役だと考えています。自分の子どもなのに、いつまでも副担当で良いのですか?主担当の方が面白いと思うのですが。

パパCOME ON‼ 小西パパ

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『パパCOME ON!!』は「パパをたのしもう!」をテーマに、子育てイベントを開催しているパパさんたちです!

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