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おやこでクッキングしませんか?

徳島市川内町でこどもクッキング教室をしておりますcotocoto代表もときみさきです。
2022年8月より念願のクッキングスタジオをオープンしました。
現在では、約100組の生徒さんと一緒に楽しくクッキングをしております。

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※小学生対象の思いつきクッキング、お野菜と魚を使って自由に料理をします。

当教室では、0歳の離乳食教室から始まり、1歳半からのおやこクッキング、こどもクッキングと
段階に応じたクラスをご用意しています。
今回は、「おやこクッキングで養う力6選」についてお話ししてきたいと思います。
 

おやこクッキングで養う力 6選

1.親子関係の絆形成

 おやこクッキングは、五感で感じ、食べることによって親子の絆関係がさらに深まります。
 一緒にあれこれ言いながら作っていくと、こどもの個性が見えてきます。
そこで、「寄り添い・向き合い・分かち合う」中で、いつも食べない食材を食べてみたり、美味しい発見をしたりと、親がこどもに対して何か感じるきっかけになったりするのです。

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※大人もこどももクッキングは美味しくて楽しい♪

2.「過程」で食材に興味を持ち、自ら食べるきっかけづくり

「1歳半でクッキングしていいのでしょうか?」
というご質問をいただくのですが、
そのときは、「1歳過ぎたらクッキングはじめましょう。」とお話ししております。

当教室では、離乳食の頃からクッキングに欠かせない「過程」を大事にしています。
赤ちゃんは、最初ペースト状から食べますよね。
そしてだんだんと形あるものに形状がステップアップしていくのですが、普段離乳食を作っているところをじっとみている赤ちゃんは少ないかなと思います。

例えば、今までおじや(ご飯と野菜など全て混ぜ合わせたもの)ばっかり食べていた赤ちゃんが1歳のお誕生日にいきなり筑前煮を出されても、これが人参、これがレンコンということもわからない状態で食べていることになるのです。

だから「過程」がとても大事になってきます。

1歳半からのプレおやこクッキングでは、食材一つ一つの興味を引き出すクラスになります。
種があること、ちぎったり、モミモミしたり、ジュージューしたりと、時には絵本や歌など教材を使って、遊び→クッキング→食べるに繋げていくのです。

「過程」が理解できると、そこに興味が沸き、自ら食べるか食べないかの判断材料になるのです。

 

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※生で食べられる野菜を一度試食して何を作りたいか?考えていきます。

3.右脳と左脳

こどもがクッキングをすると脳をフル回転させます。特に、右利きのお子さんは左手を使う作業をたくさんさせてあげるといいです。
左手を使うことによって、感性をつかさどる右脳が刺激されます。右手は論理性をつかさどる左脳を刺激します。両手を使って細かい作業をすることが多いクッキングは、自然と右脳と左脳、つまり感性と論理性をバランスよく成長させることになります。

4.集中力

「うちの子は集中力がないから危ないものはできないのでは?」というご意見がありますが、集中力をつけるためには、危険な火や包丁などを扱うクッキングこそ最適です。
こども自身も気づいているのです。いつもご家族が台所で使っている火や包丁は普段は使わせてくれないものです。それを自分が使うとなると、息をつめるほど集中します。
こういった作業を繰り返せば、集中力が飛躍的に伸びていきます。実際生徒さんでも、初めは1回切る作業をするだけでも疲れてたのが、何個も食材を切れるようになるほど集中力が持続しています。

 

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※こどもは自分の興味の持ったものにはものすごい集中力を見せてくれます。

 

5.全ての意欲

食は生きるための土台作りに欠かせません。クッキングは、料理上手になるだけでなく、全ての意欲に繋がるため、持続性のある集中力が身につきます。
こどもがクッキングをすることは、家族にほめられること、喜ばれること、そして自らが満足することによって得られる達成感は、「さらに、もっと」と子どもの意欲を向上させ、成長させるのです。
食から広がる選択肢を広げていることも魅力の一つです。
例えば恐竜好きな子には、恐竜って何食べてるのかな?や、
車好きな子には、車はガソリンがなかったら動かないように人間もエネルギーがなかったら元気に遊べないことを考えてもらったり、どの分野でも関連性を見つけていくとそこから更なる意欲に繋がりやすいのです。

6.聞く力

机上の学習は興味がない場合でも、生きる力と直結したクッキングでは、集中して学習できる子どもたちを多く見てきました。
調理器具の名前、使い方、切り方、調理法等クッキングをするためには、まずは学習します。そこで話を聞いていないと実行にもうつせませんよね。

「指示を聞き取って理解し、記憶する力」は自立する第一歩です。
また、クッキングは正しい答えがないというのも面白さの一つです。
何回もトライアンドエラーを繰り返しながら、聞く力をつけていくとただ指示通りにすることが全ての正解ではないことを知っていくのです。
これは、大人の親や講師も共に身につく力だと感じています。
 

作成者 食育&料理教室cotocoto代表 元木 美咲(もとき・みさき)
             食育&料理教室cotocotoのHP  https://cotocoto.life

 

 

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