トップコラム絵本コラム夏といえば、スイカ。スイカといえば、『リーラちゃんとすいか』です

夏といえば、スイカ。スイカといえば、『リーラちゃんとすいか』です

私は、スイカが大好きです。

妊娠中につわりがひどい時も、スイカだけは食べることができました。そして、そんな私のお腹で育った子どもたちも、当然のようにスイカが好きなので、夏の間、我が家の冷蔵庫にはスイカが常に入っているような状態です。今回紹介するのは、こんな私たちに負けないくらいスイカが大好きな女の子が出てくるお話です。

『リーラちゃんとすいか』
(マリリン・ハーシュ文/絵 マヤ・ナラヤン文 おかべうたこ訳 ほるぷ出版)

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リーラちゃんはスイカが大好きな女の子です。家族でスイカを食べていても、一番多く食べようとして、慌てて種を飲み込んでしまいます。そんなリーラちゃんにお兄ちゃんがひそひそ・・・。えっ!スイカがお腹で大きくなるの!?どうしよう!すっかり落ち込んだリーラちゃんは大好きなスイカがのどを通らなくなってしまいます。そんな時に、通りでお腹の大きなおばさんを見かけて、きっと種を飲み込んだに違いないと思い、とても心配になります。そして、家まで様子を見に行ったリーラちゃんが目にしたものは…。

最後のページのリーラちゃんの満足そうな顔がとても素敵です。私も幼い頃、リーラちゃんと同じようにスイカの種を飲み込んでしまい、お腹の中で芽が出たらどうしようと不安になったことがあります。このような子どものころの経験や心情は、万国共通なのでしょうか。自分のいる世界と別の世界を楽しむことができるのも、絵本の魅力の一つですが、この絵本からはインドの生活を感じることができます。そして、そこで暮らす小さな女の子と幼い頃の自分を重ね合わせ親近感を感じます。

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子どもと一緒に絵本を楽しむことで、世界中の国々や宇宙、おばけの国、魔法使いの国、時空を超えた世界など、どこにでも自由に遊びに行くことができます。そして、そこから工作やごっこ遊びへ発展し、遊びがどんどん広がって豊かなものになっていくこともあります。
みなさんも、夏の暑い日は家の中から絵本の世界へ出かけませんか?

コラム作成者:鳴門教育大学付属図書館児童図書室  川上 稚草

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