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トイレトレーニングの時期にぴったり『はるちゃんトイレ』『ぷくちゃんのすてきなぱんつ』

今回は、トイレトレーニングの時期にお世話になった絵本を2冊紹介します。

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『はるちゃんトイレ』 (中川ひろたか:文 田中靖夫:絵 ぶんけい)

はるちゃんが砂場で遊んでいたら、・・・ん?
「はるちゃん、おトイレいってらっしゃい。」と、ママ。「はーい。」とトイレに向かって大急ぎ!(とはいかないところがはるちゃんのすごいところ)
無事にトイレに到着し、用を済ませ、「ばいばーい。」と手を振って、ちょっと寂しそうなはるちゃんです。

子どもは遊びに夢中になっていると、ついついそのまま用をたしてしまいがちです。気づかずに出てしまうのは仕方ないとしても、気づいているのに遊びを中断したくなくて、出してしまうのはできれば勘弁してほしいですよね。うちの子はこのタイプで、小はトイレでできるようになっても、大の方はなかなか手こずっていた時に、『はるちゃん』に出会い、試しに読んでみたら、なんとその次の日トイレで用をたし、「バイバイ。」と手を振りました。魔法のような出来事でした。その後も成功することが増え、「はるちゃん、ありがとう。」と心の中で拍手喝さいです。

このことは、たまたまタイミングが合っただけかもしれませんが、なんとなくタイミングがつかめるきっかけになったのと、一連のトイレでの動作がわかりやすかったのかもしれないなと思っています。これ以来、息子のようなタイプの子や、部屋の決まった場所で力むと決めている子のお母さんにも『はるちゃん』をお勧めする日々です。

 

パンツを濡らしてしまうのを気にするタイプの子には、この1冊をお勧めします。

『ぷくちゃんのすてきなぱんつ』 (ひろかわさえこ作 アリス館)

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お母さんが買ってきてくれた素敵なぱんつをはいてみたぷくちゃん。その気持ちよさや動きやすさに、ぱんつが大好きになりました。
ところが、大好きなぱんつを何枚も何枚も濡らしてしまいます。でも、大丈夫。おかわりぱんつ、はいどうぞ。

何といっても、お母さんの笑顔と、「だいじょうぶ。おかわりぱんつまだあるよ。」の言葉が心にしみます。失敗してしまったと気にする子どもにはもちろんのこと、お母さんのやるせない気持ちにも優しく寄り添ってくれるはずです。

私も、おかわりぱんつを出しつくし、引き出しは空っぽ、旗のように洗濯されたぱんつがたなびくという時期も経験しました。その時は必死だったので、「育児書や周りは関係なく子どものタイミングがきた時期に合わせればいい」と思えるまでに時間がかかりました。そう思えるようになって、気持ちに少し余裕ができましたが、成功するようになってほっとしたときに、「なんだ、あんなに必死になることなかったな。」と心の底から思いました。

今ならわかります。「早くおむつをはずさないと!」と気負わなくても、子どもに合わせてじっくり付き合えば、その子の時期が来たら、はずれるということが。だから今、トイレトレーニングを頑張っているお母さんや悩みの種だというお母さんたちには、笑顔で「大丈夫。お母さんが頑張らなくても大丈夫。時期が来たら外れるよ。」と言いながら、この2冊を紹介しています。

※児童図書室には、お子さんにも使いやすいトイレと、おむつ替えシート、授乳室を完備しておりますので、安心してお越しください。

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コラム作成者:鳴門教育大学付属図書館児童図書室 川上 稚草

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