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避難シミュレーションゲーム

コラム作成者:NPO法人ホワイトベースとくしま

避難訓練において「困ること」を参加者に体験していただき、災害発生時に身を守ることの重要性や、事前に備えておくことの必要性に気付いていただくことが避難シミュレーションゲームの目的です。

日常生活でも「困ったこと」や「悩んだこと」は記憶に残りやすいのではないでしょうか。また、普段から「もしここが崩れたら危ないのでは?」「ここで地震や津波が来たらどうなるのだろう?」といった発想のもとで、「じゃあどうすれば安全になるだろう?」と考える習慣につながります。気付きと想像力が防災の第一歩となるのです。

 

避難シミュレーションゲームの実施方法

1.コースを設置します

  一定のコースに、机やイス、カラーコーンなどの障害物を配置する

2.グループの中の数人に、目や足にハンディキャップを負った設定をします

3.グループごとにコースを進み、制限時間内でゴールできるかどうか計ります

4.ゴール後、グループでの意見交換と振り返り(説明)をします

 

この訓練の体験者が、

・目や足が使えないという普段と違う状況になると、当たり前だと思っている行動ができなくなる=揺れた時に身体を守ること(自助)の重要性

・障害物を避け、安全な場所をめざして移動する=事前の対策の重要性

・(津波到達による)制限時間を設けることにより、海岸に近いと津波の到達が速い=素早い避難や、避難しなくてもすむ場所の重要性

これらを「自分で気付く、感じとる」ことができれば、と強く願います。

 

みなさんが日常を改めて見直していただき、より安全な生活環境やライフスタイルへと変えていくきっかけを今後も提供し続けたいと考えております。

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ホワイトベースとくしまロゴ.jpgNPO法人ホワイトベースとくしま

2010年7月に、災害ボランティア団体「徳島の風」の活動を一部引き継ぐ形で設立されましたNPO法人です。阪神・淡路大震災追悼式典をはじめ、防災・減災に関する啓発・教育活動や、街づくり活動など幅広く活動しております。また、学校などで避難シミュレーションゲームを実施・指導している他、YouTubeで避難シミュレーションゲームの動画を、NPOのホームページで避難シミュレーションゲームの実施マニュアルを公開しています。

 

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