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ADHDの息子との学校生活

こんにちは。

息子は発達障害(ADHD)の小学6年生です。

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息子が最初に引っかかったのは3歳時検診のときでした。
そのときは、「ちょっと落ち着きがないですね~」ぐらいだったので、私自身もあまり気にも留めていませんでした。
そのまま地元の保育所に通っていたある日、保育所の先生から
一度、外部の方に見てもらいませんか?」
と言われたので、市役所から派遣された方に、保育所での息子の様子を見てもらい保護者面談をしました。
そのときも、
「現時点では、はっきりわからないので、一度医療機関の受診をして、必要なら小学校に上がる前までに療育を受けてみてもいいかもしれませんね。」
と言われ、医療機関を受診して、療育に通いました。

医療機関を受診した時に
「 ADHDの可能性がありますが、現時点でははっきりとはわかりません。」
と言われました。
私自身が子どもと過ごしていても助けを求めるほどの困りごともなかったので、それを聞いても前向きな性格なので、そこまで悩み落ち込むほどではありませんでした。

しかし、今、思い返せば息子は常に動いてばかりでじっとは出来ていなかったし、静かにしなければいけないシーンでも喋ってばかりいたし、泣き出したらパニックになっていました。
一人目の子どもだったので、子どもはみんなこういう感じなんだ!と私が思い込んでいたからだと思います。
保育所と療育を併用して両施設に通いながら小学校を目前にした最後の療育のときに、療育の先生から
「息子さんは本当に優しい子です。小学校に行ったら中々出来ないこともあるとおもいますが、息子さんの優しいところを伸ばしてあげて、息子さんを信じてあげてくださいね。」
と、言ってくれたときに涙が出たことは今でも忘れません。
息子がいきなり周りと違うと言われたときから、あれよあれよと病院から療育へと、どんどん言われるままに手続きをしながら、自分なりに調べたりしました。
仕事に家事と忙しく毎日が過ぎる中で本当は凄く不安で悩んでいる自分がいたことに、その時やっと気がつきました。しかし、それと同時に先生の言葉で覚悟も決まってスッキリもしました。
そして、不安や緊張、嬉しさもありながら小学校に入学しました。
小学校に入学してすぐから、授業に集中出来ず担任の先生や校長先生、クラスのみんなにたくさん迷惑をかけました。

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<1年生>

  • 授業中に一方的に先生やお友達に喋る
  • 鉛筆、消しゴム等、持ち物の全てを授業中に分解
  • 給食で苦手な物が出ると一口も食べずに昼休み時間まで、だだをこねる
  • 同級生とのケンカが絶えない

<2年生>

  • 学校の授業が嫌になり、図書室の本を授業中にずっと読む
  • 授業中の文具分解が止められず、先生が文具を保管してくれるように
  • 私も日々の仕事に息子の学校生活での問題もあり、いっぱいいっぱいになり個人懇談で担任の先生のアドバイスに私も素直に応じることが出来なかった時期

<3年生>

  • 病院で担当の先生と相談しながら、薬の服用を決めました。副作用の心配もあり悩みに悩みました。
  • まだまだ集団生活にはついていけず、年に何回も学校で泣いてしまい、校長室などで落ち着かせてもらう。
  • 忘れ物をしたくないので、全ての教科書を毎日入れていくのでランドセルの中は常にパンパン
  • 運動会のリレーの練習をしよう!と放課後にクラスの子たちが誘いに来てくれたが玄関で「今日はそんな予定じゃない!帰って!」と全力で玄関を閉める。

<4年生>

  • 野球部に入りたいと言う
  • 野球部に入っても今のクラスの子たちみたいに迷惑をかけるのでは?と、かなり入部させるかどうかを悩む。
  • クラスの子たちと頑張る約束をして、野球部に入部したものの、やはりやる気に波があり、練習には休まずに行くがボールではなく違うところを見てばかり
  • 4年生の担当の先生が「謝るだけではなく、今後の態度でしめしてください」と、言ってくれたのには本人も響いた様子

<5年生>

  • 少し協調性が出てきた。
  • 同級生と放課後や休日に遊ぶようになった。
  • 薬の服用をやめていけるように、自分で薬を飲んでいないときに衝動を抑えるように練習をしたが普段、簡単に出来る宿題が出来ずパニックになり3時間大泣き。

<6年生>

  • 最高学年になり、お兄ちゃんの自覚が多少出てきた様子
  • 薬の服用はまだまだ学校のときはやめられず、最近では本人が薬を飲んでいないと不安な様子
  • 6年生になったが納得がいかないことがあると、学校でわんわん泣いてしまい校長室で落ち着かせてもらう。
  • 自分が発達障害だとクラスの友達に自分で言った様子
  • 宿題やプリントでぐちゃぐちゃの机をクラスの子達が片付けを手伝ってくれるようになる

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ここまで息子の小学校生活をいくつかあげてきました。そんな小学校生活も卒業まで、あと半年です。
息子は6年間で本当に成長しました。

確かに周りの子どもに比べたら出来ないことも多いし、まだまだ年齢の割には幼く、空気を読んでということはほとんど出来ません。
衝動が抑えられず、すぐに思ったことをどこでも喋ってしまいます。 

しかし、息子と私は今までにたくさんの方に息子の特性を理解してもらえ、支えられたからこそ今があります。

保育所の先生、療育の先生、学校の先生、
息子のクラスメイト、野球部の指導者の皆さん、野球部の仲間、保護者の皆さんなどです。
本当に感謝してもしきれないです。

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今、お子さんが発達障害で悩まれている保護者の方は、お子さんを信じて色々なことにチャレンジさせてあげてください!
保護者は確かに色々、気を遣い謝るシーンも増えます。しかし、それ以上に得るものが必ずあると思います。

そして、自分の子どもが発達障害でなくても、発達障害の子どもがクラスや部活や周りにいたら、その子の特性を理解してあげてください。
発達障害は発達の遅れと、周りとの価値観のズレが障害になっているのです。

今まで子どもの成長を見ていて、子どもは多くの人に関わることで、体験することで成長していくんだなぁと実感しました。
子どもたちが関わる機会や、体験する機会を障害があるからと諦めないでほしいです。

障害があるお子さんや障害があるお子さんをもつ保護者の方が諦めることなく、チャレンジ出来るような学校や部活、地域の理解と受け入れが必要です。
子どもたちが障害があってもなくても一緒に成長出来る場所を作って行くことが大事だと思います。

  • 「療育」とは、障がいをもつ子どもたちが、社会的に自立することを目的として行われる医療と保育(治療と教育)

コラム作成者:住友 真美

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