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 父親に「小1の壁」は存在しない?

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 今回、約4年半ぶりにコラムを担当します、小西パパです。以前は、男性の長期育休取得が珍しかったです。4年半経って、少しずつ育休を取得しているパパが増えている気がしますが、まだまだ男性育休が「当たり前」にはなっていませんね。
 前回のコラム担当時、2歳くらいだった我が子も、小学1年生となり、戦国武将好きのサッカー小僧となりました。母親にとって理解困難な小学生男子あるあるも、父親からすると自分の通った道ということで、懐かしく息子を見ております。
 最近は、子ども向けの可愛い服を嫌がり、スポーツブランドの衣類を欲しがるというあるあるに差し掛かりました。体力的には上り坂の彼と、下り坂の自分という構図で、持久力では既に彼が私を凌駕しております。負けず嫌いの私ですが、子どもに負けるというのは悪くないものですね。子どもの成長を感じることのできる日々を送っております。

 

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 現在の子育てにおける私の悩みは、「小1の壁」に含まれる一般的なものです。保育園に比べ学童保育終了時刻が早い、保育園行事は土曜が多く学校行事は平日に結構な頻度である、宿題や持参物のフォロー量が増える、等の問題です。
また、個人的「小1の壁」として、習い事等の物理的・時間的制約問題があります。例えばサッカー教室に送ろうとすると、定時に仕事が終わっても間に合わない。教室が終わってから、夕飯を作り始めると20時を過ぎて食事開始となり、そこから風呂、宿題、時間割となると、子どもの就寝が遅くなる等の問題です。
 ちなみに「小1の壁」をネットで調べてみると、「小学校入学後、子どもを夜間まで預けることが困難となり、ワーキングマザーが働き方の変更を強いられる問題を指す造語」という説明が挙がっていました。そうだとすると、壁はワーキングマザーの問題で、ワーキングファーザーの問題ではないため、私の悩みは「小1の壁」ではないことになります。先ほど私は、「悩みは『小1の壁』に含まれる」と嘘をついたことになってしまいますね。
 そもそも、「小1の壁」という概念について、ご存じない方がおられ、「子どもが小学校に入ったら、保育園時代より手がかからないため、仕事に専念できる」という趣旨のお言葉をおっしゃる方が、未だに世の中には存在するわけですが、その背景の1つに、ネット説明にも顕れている「『小1の壁』は母の問題であり父の問題ではない」という、男性の子育てにおける当事者意識の欠落と、それに伴う子育て経験の不足があるように思います。

 

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 父親の皆様、子どもは夫と妻、二人の子どもです。妻だけの子どもではありません。これから父親になられる方は、色んな教室などに参加するなどして、子どもを夫婦で協力し合って育てていく、自分も子育ての主役であるという当事者意識を持ったほうが良いのではないでしょうか。そのほうが視野も広がるし、楽しくまた、自分が死ぬときに後悔しないような気がします。
 最後になりますが、子育てにおける、父親の皆様一人ひとりの意識変化が世の中を変えます。皆様の意識が変わり、「小1の壁」のネット説明が訂正されないとおかしいじゃないかという男性の声が「当たり前」になる世の中に早くなることを私は願っています。
 

作成者:パパCOME ON‼︎ 小西パパ

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