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「良いパパ」じゃなくても

今回のパパコラムの担当は、小西が担当いたします。2歳の男児の父で、「パパカモン」というサークルに所属しています。パパカモンについては、以前のコラムを参照してみてください。パパカモンには良いパパたちがいるんだなあということが分かっていただけると思います。そして私からは、パパカモンにいるのは「良いパパ」ばかりではないんだよというお話です。それでは、よろしくお願いいたします。

 ずいぶんと前の話になりますが、今年の1月に開かれたパパカモンの新年会で出た話で、自分の抱えていた少しの不安が解消しました。

 突然の告白ですが、私は、我が子と遊ぶことが、常に楽しいというわけではありません。もちろん子どもの笑顔はうれしく、子どもの成長を目の当たりにして喜びを感じ、意表をつく遊び方に感心したりするなど、子どもとの遊びには色んな楽しさがあります。しかし、少なくとも友人と遊んでいるときに比べ、我が子との遊びにおいてはそれほど楽しくないときがあるのです。そして、そう感じながら我が子と遊んでいることに対して、漠然とした、自分はいわゆる「良いパパ」ではないのだという、罪悪感とも呼ぶべき「不安」を抱えておりました。

 ちなみに、子育てに積極的なパパが集まるサークルである「パパカモン」では、パパとしての本音を晒すことができます。今年の1月パパカモンの新年会で、あるメンバーの方が「普通に子どもと遊んどって、おもっしょいか?そんなに面白うない思うんよ。親も子も全力で楽しいイベントが出来んもんかなあ。」と言ったのです。そのとき、「あ、そう思っているのは私だけではないんだ」と思い、また、子育てに積極的なパパでも、別に子どもと遊ぶのが楽しくてしょうがないって人だけではないことを知り、自分の持つ不安が解消したのでした。
 

 当たり前のことを言いますが、子育ては多くの人が行っている極めて一般的な行為であるにもかかわらず、みんな親になるのは初めてで、あらゆる不安がつきまといます。そのためなのか、子育て分野においては、描かれる「理想的なモデルケース」の情報が巷にはあふれている気がします。そして自分で気づかないうちに、そういった「モデルケース」との乖離を悩む場合があると思うのです。おそらく、私は新年会の前まで、「子どもと遊んでいる大人は大人自身も楽しい(親も子も笑顔キラキラ)」というモデルケースとの比較で、自分が「良いパパ」ではないことから、自分自身を苦しめていたのではないかと思います。

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 一人だけで子育てに悩み、情報を集めていると「モデルケース」の収集になってしまうことが多いです。また男性のみの友人どうしで飲みながら話す場合、職場の人だと「仕事の話」に、学生時代の友人だと「昔の話」になりがちです。ま、ここのところ年を経るにつれ、話題の中心は「健康の話」になりつつありますが…。そんなとき、仕事や立場を離れた「パパ」が集まって、親として夫としての役割や自分たちの未来の話をできる場があれば、自分の持つ不安を解消しつつ「パパ」を楽しめるのではないでしょうか。そして、そんな場である「パパカモン」が徳島にはあるのです。私はそこで、モデルケースのような良いパパの姿に感心したり、そうでもないパパの姿にホッとしたりしています。不完全でもいいんだなって。

 最後に。私は育児休業を1年間以上取得したことから、「良いパパですね~」と言われがちです。そして、私の相方は、「良いダンナさんね~」と言われがちだと思います。でも、これまで書いてきたように、私は決して良いパパではありません。そのことを私の相方と息子はよく知っています。でも私は息子を愛しています。だから、これからもじゃんじゃん息子に話しかけたり、息子を褒めたり、叱ったり、息子と一緒に遊んだりしていきます。そして、「良いパパ」と「そうでもないパパ」の混合体「パパカモン」にも、どんどん積極的に関わっていきたいと思います。

どうです?良いパパのあなたも、そうでもないパパのあなたも、こんな混合体で踊ったり、話したり、バーベキューをしたりしませんか?たまには健康の話もしたりしてね。

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パパCOME ON‼︎ 小西パパ

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