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離乳食づくりをお手伝い!とりわけ離乳食とレシピ本

徳島県内各地で「離乳食教室」を行ってきた、私たち「とくしま食育推進研究会」。このたび5年間の離乳食教室の集大成として『離乳食の小冊子“離乳食って何のため?』を作りました。教室を開催するたびに、いろいろなママたちのお悩みを聞いてきましたが、「できるだけ簡単に」、「栄養バランスが良い物を」、「おいしく作る」という願いはいつも同じ。そんな声に答えられるように知識やアイデアを詰め込みました。
 
とくに、皆さんに実践してもらいたいのが「とりわけ離乳食」です。とりわけ離乳食とは、大人が食べるメニューから材料を一部離乳食用に取り分けて調理する手法です。このとりわけ離乳食ならば、
1.わざわざ離乳食用の材料を用意しなくてもいい
2.子どもに栄養バランスが良い物を食べてもらうために、自分たちのメニューもバランス良くなる
3.子どもも大人と一緒のメニューを食べられる
という、メリットがあります。
 
方法も簡単!
豚汁を例にして手順を追ってみましょう。
1.いつもより少し小さめに材料を切る
2.野菜をだしで煮込んだ時点で、人参や白菜などの材料を取り出し、すりつぶす【5~6ヶ月の離乳食】
3.みその1/3入れて、材料を取り出し、細かく刻む【7~8ヶ月の離乳食】
4.豚肉を入れて火が通ったら、材料を取り出し、少し粗めに刻む【9~10ヶ月の離乳食】
5.みその1/2を入れて、材料を取り出す【11~12ヶ月の離乳食】
6.残りのみそを全て入れると、大人用の豚汁の完成
…といった具合です。
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詳しいメニューを書いていないのでわかりにくいかもしれませんが、とりわけ離乳食は応用がきくので、他のメニューでも作ることができます。手を抜くわけではないですが、皆さんできるだけ楽に離乳食を作ってくださいね。
 
『離乳食の小冊子“離乳食って何のため?』には、詳しいレシピや、平成19年に厚生労働省から発表された「授乳・離乳 の支援ガイド」の内容“なぜ離乳食が必要か?”、“どのくらいの量をどのように進めたらよいのか?”といった離乳食の基礎、“好きを増やす魔法の言葉”、“取り分け離乳食のここがポイント!”といった離乳期を楽しく乗り切る情報もプラスしました。その他にも“おかゆの作り方・だしの取り方から幼児食に使える簡単レシピ”まで、いろいろなことを掲載し、新米のパパ・ママはもちろんのこと、昔の離乳食の知識に頼ってしまっている祖父母の方にいたるまで幅広い年齢層に使ってもらえるよう工夫をこらしました。
 
冊子は無料で配布しておりますので、ご希望の方は「子育てほっとスペースすきっぷ」にお問い合わせくださいませ。数に限りがありますので、お手に入らなかった方はすきっぷなどで行われている離乳食教室にもおいでくださいね。
 
最後に、私たちは「子どもの離乳期」は家族の食事を見直すきっかけになると思っています。気負いすぎたり、難しいことと捉えることなく、みんなでより良い食生活を送りましょう。
 
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コラム作成者:とくしま食育推進研究会
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