トップ支援者・団体向け研修会情報研修会報告平成28年度 第1回 地域子育て支援ネットワーク研修会

平成28年度 第1回 地域子育て支援ネットワーク研修会

日時

平成28年6月13日(月)13:00~16:10

場所

ときわプラザ ときわホール他

参加者数

107名

子育てを支える環境づくりと支援のあり方
 
~地域とつながり楽しく子育てするために~」

講師:武田 信子さん(武蔵大学人文学部教授

武田信子さん 講演風景

 県内の様々な子育て支援に関わる人たちの連携を深め、地域における子育て支援の充実と子育て力を高めることを目的に、地域子育て支援ネットワーク研修会(講演会とネットワーク会議)を開催しました。今回は、武蔵大学の武田信子さんを講師に迎え、地域とつながりながら安心して子育てできるための環境づくりや、望ましい支援のあり方・心構えなどについて学びました。

講演会

支援する人・される人

 子育て支援がなかった頃は、お互いに助け合っていた。子育て支援ということになって、支援する人とされる人が分かれてしまい、支えられることに慣れた人達が出来てしまうということが起きている。そうではなく、母親自身も、自分に出来ることや子どもに出来ることを考えてもらうような場を作って頂きたい。それが当事者をエンパワーするということ。

知らないことはできない

 今のおんぶの仕方は、体が反って位置が低く、腰が引けてお尻を支えていないので、お母さんの顔が見えない。人間の発達からするとおかしいが、アメリカの抱っこ紐が日本で流行して、こういうことが起きている。今のお母さん達は、抱っこするのは初めてという人が大勢いる。だから何も知らないのを前提に伝えていくことが必要になる。でも支援者が直接教えるよりは、親同士で話をしてもらい、そこに専門家がちょっと入っていくというのが良い

子育てにはモデルが必要

  東京の子育てモデルを地方がまねをして本当にそれでいいのか。東京だからといって良い子育てをしている訳ではない。徳島であれば、徳島の文化の中でどう育てるかということを皆さんが決めていかなければならない。実際のモデルはどうかというと、子どもが大人をモデリングできる状況がなくなってきている。徳島の大人達の生き方は、子ども達のどんなモデルになっているのか。

心身と五感を育てる

 今、普通の子ども達の五感がなくなってきている。先進国では、子育て支援というのは、自然とか木育とか森の幼稚園とかいう感じになってきている。学校入学前までに子ども達に必要な体験は何なのか。脳の基礎、五感、身体感覚、心の基礎を作るために必要な体験はどういうものかと考えると、外の自然環境はすごく私たちの脳を発達させるし、体を使わせる。

二十年後の地域社会

 私達は二十年後の社会で生きる子ども達を育てている。そうなると彼ら自身に身に付けてもらわなければならないこともあるし、人と一緒に生きていく力をつけていかなければならない。だから、それぞれの子ども達が遊びを通して、一体どういうことを学んでいるかということを丁寧に考えていってほしい。

希望

 もし大人が夢や希望を持っていなかったら、子ども達に持ちなさいと言えない。子どもが二十歳になるまで彼らが自分達で町をつくる訳にいかないので、私達が支えてその町をつくってあげなければならない。だから、私達がどう動くかが問われている。皆さんが子ども達の養育環境をつくっていただければと思う。

ネットワーク会議

ネットワーク会議

 講師の武田信子さんがコーディネーターとなり、参加者が互いを知り、話し合える関係になることを目的に、グループ別に意見交換を行いました。

感想

<講演会>

  • 20年後の子どもについて、もっと考えなくてはいけないと思いました。私自身、今の子育て支援が本当に未来につながるのかとても考えさせられる講演会でした。今できることをしっかりしていきたいと思います。
  • 今までの知識や概念を打ち破るような内容で、とても勉強になりました。大切なことを次の世代に受け継いでいけるような子育て支援に取り組んでいきたいと思います。
  • 本当の意味での支援とはどういうものなのか、改めて考え直すいい機会となりました。地域の一員として、そこで産まれ育っていく子ども達をしっかりと見守り続けようと思いました。

<ネットワーク会議>

  • いろいろな人とつながることの大切さを感じ、保護者同士をつなげる方法のヒントをもらった気がしました。まず、子育て支援に関わる職員がいろいろな人とつながり情報を持っていることが必要だと感じ、この会に参加できてよかったと思いました。
  • 親しみやすいワークショップでした。実際に親が集まった時に、つながりやすい、交流しやすい方法を学ばせてもらえました。初めて会う人や場所での緊張を緩やかにするのも大切ですよね。

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