トップ支援者・団体向け研修会情報研修会報告平成30年度 第1回 被災児童保育ボランティア養成講座

平成30年度 第1回 被災児童保育ボランティア養成講座

日時

平成30年7月12日(木)13:00~16:00

場所

ときわプラザ 研修室1.2

参加者数

37名

「被災者の心を支えるために」

 講師:畑山 みさ子さん(ケア宮城代表、宮城学院女子大学名誉教授) 
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東日本大震災の翌月「ケア宮城」を立ち上げ、被災者の心のケアに携わってきた畑山先生に、災害後の子どもと周囲の大人たちを支える上で大切にしたい視点や支援のあり方、今後の災害に備える子育て支援について学びました。

心を支えるとは

被災者支援に関わる誰もが少しの配慮を心掛けるだけでも、被災者の心を支えることにつながる
・直接役に立つケアや支援を提供する(押しつけない)
・基本的ニーズ(食料、水、情報等)を確保する手助けをする
・話を聞く(ただし話すことを無理強いしない)
・その人が情報やサービス、社会的支援を得るための手助けをする

責任を持って支援する

・安全、尊厳、権利を尊重する
・地域の文化や習慣を考慮して対応する
・他の緊急対応を把握する
・支援者自身の心身の健康に気をつける

被災者の心を支援する

・被災者と良好なコミュニケーションをとる
  ※言って良いこと・した方が良いこと、言ってはならないこと・してはならないことをわきまえる

心の支援活動の基本

見る・聞く・つなぐ

特別な配慮が必要な子ども

震災直後に多くの子どもに見られた心身の変化(急性心理反応)
※じっとしていられない・まとわりつき・奇声・赤ちゃん返り(退行現象)・危険な行動や暴言・寝ない・食べない・反復遊び(地震ごっこ、津波ごっこ)・発熱・身体特定部位の痛みや機能不全(失声、歩行不能等)
保護者や周囲の大人の生活が落ち着くにつれ、これらの問題は次第になくなっていくが、それがいつまでも続いている場合
       ↓
・子ども自身の恐怖の記憶
・保護者の生活ストレス等による子どもへの関わりの適切さ
・周囲が安定するにつれて、その子どもが持っている発達障がい等の問題が目立ってくることがある

心のケアのために~子どもを支援する人にして欲しいこと~

安心できる環境の確保
・安全な「遊び」の場面と時間の確保
・子どもと個別に関わる時間を持つ 
・保護者との連携―保護者の心を支える
・支援者自身の精神的な健康の保持
 →子どもと保護者に笑顔で向き合うために
・仲間と支え合う関係をつくる

ワークショップ

防災ゲーム「クロスロードゲーム」
震災時の経験を、今後の災害対応に生かしていくために・・・・PFAを基本に
◍「クロスロード」の役割
・伝える
   誰もが遭遇するかもしれない・・・答えのないピンチ
 困った・迷った を伝え・考える⇒「私だったらどうする!?」
・共有する
 世の中には色々な人がいて・・・
 多様な考え方・価値観がある⇒「そんな考え方もあるのか!」
・引き出し⇒深める「問いかけ」
 疑問を封じ込めるのではなく、オープンにし話し合う
・話しやすい場づくり
・「ゲーム」という「気楽さの演出」効果
 少数意見を出しやすい「金座布団」効果
※大勢のボランティアが色々なところから来てそれぞれの考えで勝手にやると、混乱が生じる。だから、話し合いながら対応するということが大事。

感想

  • 被災児だけでなく、普段の支援にも必要なことが多いなあとあらためて勉強になりました。クロスロードゲームを通して色々な意見を聞く大切さ、状況を把握し配慮していきたいと思います。
  • 多くの子どもに見られた心身の変化があることはわかっていましたが、それをどうしてよいものか悩んでいました。また「言っていいこと、悪いこと」は今後、支援にあたり留意していきたいと思います。ゲームは真剣に考えることができました。
  • ゲームを通して、色々な人の考えが聞けたので大変参考になりました。先生の優しい語り口の中の真の強さを見た気がします。もっと話が聞きたかったです。
  • 支援に入る際の心構えがよくわかりました。

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