場合にもよりますが、物の取り合いになってしまったときは、すぐに大人が介入するのではなく、しばらく様子を見てみて下さい。というのも、子どもは人とのふれあい、特に同年齢の子どもとの交流から行動の仕方や自身の欲求を抑えることを学びます。「このおもちゃは相手が先に持っていたから、今は貸してあげよう」、「自分より年下だから、自分は我慢しよう」、「これを貸してあげるから、そっちを貸して」、「自分も仲間に入れてほしい」など、子ども同士で解決の方法を見つけていくはずです。
大人は子どもよりさまざまな状況が理解できるので、すぐに解決できることもあるでしょうが、まずは様子を見て、子ども同士での解決が難しいようなら、手を差し伸べてあげてください。大人が介入するときはすぐに答えを教えてあげるのではなく、少しずつヒントを出して子どもたちの心の成長を促すことを意識してくださいね。