トップ結婚・子育てポジティブキャンペーン【家族っていいな】vol.1 コンテンツインタビュー『子育てするなら徳島~三世代阿波おどり 石川ファミリー』

インタビュー『子育てするなら徳島~三世代阿波おどり 石川ファミリー』

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インタビュー全文

石川ファミリーの写真

『子育てするなら徳島』インタビューの第1回でご紹介するのは、親子三世代阿波おどりの石川ファミリー。父親の正豊さんは扇連の連長代理(九月から連長に就任)。母親の尚子さんは三味線・ハッピ踊りをしながら、小学生に踊りを指導。祖母は三味線と女踊りをこなし、長男と長女はちびっこの中でも各有名連の選抜しか選ばれないアスティ前夜祭にも出演を果たしているという、三世代阿波おどりファミリーです。

阿波おどりといえば、徳島を代表するコンテンツのひとつ。徳島には連(グループ)が800以上あると言われています。夏のお祭りですが、阿波おどりのシーズンが終った直後からまた1年後に向けて練習がスタートします。また、阿波おどり会館のステージなどにも出演。有名連に所属する家族にとって、阿波おどりは生活の一部になっています。

今回のインタビューでは、阿波おどりを通じて家族のあり方や地域との関わり方や阿波おどりを継続することのコツなども聞きました。

尚子さんは徳島市阿波おどり振興協会所属、扇連の一員。12歳から阿波おどりを始め、そこで知り合った正豊さんと結婚。また、正豊さんは扇連設立当初から所属していた祖母と共に、幼い頃より阿波おどりを続けているという生粋の阿波おどり家族です。

阿波おどり演舞場の写真

質問アイコン結婚のきっかけは?
回答アイコン【父】同じ趣味で出会って死ぬまで阿波おどりしたいなと思っていたので。プロポーズ?「嫁にもらってくれ」とずっと言われ続けてきたのでしゃーなしにいただきました(笑)。
【母】(笑)そういうことになるのはおかしいんやけど、本当は、こっち(パパを指さして)から結婚してくださいって。(正豊さんが笑いながらうなづく)本当はね。私じゃないよ。

質問アイコン結婚したのはいつ?
回答アイコン【母】私が21歳。【父】うん、結婚したのは21歳。

質問アイコン家族で阿波おどりをするのって大変ですよね?
回答アイコン【父】阿波おどりってお盆だけでない。ほぼ一年活動している。お盆前になったら、とにかく練習練習でなかなか家族の協力なしでは難しいかなってあるよな。
【母】そうやね。うちの場合は、家族の協力と理解があるから。ひいばあちゃんがいて(活動できる)。家族の協力、そして理解があってこそ、やっていけてる。

質問アイコン石川家にとって、阿波おどりを続けることは伝統文化を意識されてるか?
回答アイコン【父】伝統文化を伝えるというよりは、自分が好きだからやってる。少なからず、阿波おどりをみたときに楽しそうにやってるな、若い奴らが楽しそうにやってることが伝統を守ってるととってくれたらいい。阿波おどりをしよる人間からいうと、阿波おどりを楽しそうにやってるのをみて楽しいと思ってくれること、伝統が続けたらよしと思う。

質問アイコン阿波おどりを次世代にどう伝えますか?
回答アイコン【父】ずっと伝わっていくもの。多くの人が関わるから伝統とか言われるが、そういうつもりでやってたら辞めてしまう。
【祖母】踊ってみたり、鳴り物をさわってみたりと子どもに肌で伝えていきたい。好きでしてる姿をみんなが見ていたら、それが継承になると思います。 難しいんよ、阿波おどりを伝えることは。何の習い事をしても同じ。 好きになることによって向上心が生まれる。 何をさせるにしても好きにならないと続かない。

阿波おどり鳴り物の写真

質問アイコン練習は厳しいですか?
回答アイコンたまに初めて入られる人に聞かれます。厳しいか厳しくないかは自分が判断すること。興味があるとそれは楽しいものになる。親が始めさせたいとしても、踊りを好きにさせたい。楽しませたら伸びしろもすごくあるし。踊り自体も、練習というよりも、楽しいという感覚になると無限大に広がるんではないかな。

質問アイコン4日間のなかで一番楽しい瞬間は?
回答アイコン輪踊りっていうのは、連のなんでもありのところ。個人の練習の発表場所。表現力のある人が表現してみたり。それを見せるからお客さんが寄ってきてくれる。桟敷の構成とはちがう踊り方。練習風景を見せてるのと近いものがある。舞台や桟敷と違って自然体になれて踊れている。表現の場だと思う。
コラボができて、輪踊りでテンションが上がって行くなかで絆が強くなる。決められた場所じゃないから。ルールがない。輪踊りが一番楽しい。
輪踊りが(阿波おどりの)原点かもしれない。昔は桟敷のなかにお客さんが入ってたのも多々あった。お客さん何人もに「楽しそうやなあ」と言わせたら一人前だと言われたように、輪踊りは、壁のないところなので、自分の踊りを見せられるし、楽しさを伝えられる。輪踊りは(連でも)大事な場所。

阿波おどり輪踊りの写真

質問アイコン阿波おどりをするよさは?
回答アイコン【父】阿波おどりをする良さは、下は5歳から上は80歳以上。みんなが一緒になって団体演技をするのはない。最近は他人に怒られることもないけど、組織(連)に入って怒られる機会がある。阿波おどりって踊りだけじゃない。いろんなことがあって初めて一つの連になっていく。
(若い人にとって)積極的なのは大事なこと。僕らも若い時は上にあんなんがしたい、こんなんがしたいと(言って)よく怒られたが、反発しながらも受け入れてくれた上(年長者)がいるから自分たちがいる。(連の中で)秩序というか社会のルールについて身をもって学んできたと思う。学校では教えてくれんようなことを阿波おどりで学んだことが多かった。年寄りから小さい子までいてるんで。
(阿波おどりでは)一緒に踊ってた大学生や転勤で県外にでた人が、県外から帰ってきて一年に一回会える。(連は)大きな家族。

阿波おどり尚子さんの写真

質問アイコン子どもに質問 「阿波おどりは好き?」
回答アイコン【息子】嫌いな時期もありました。部活とか忙しいけん、やりとうないときはあったけど、やっぱりお盆楽しいし、踊りはやっぱり好きです。踊ることが一番好き。これからも続けていく、たぶん。
【娘】やりたくない日はあったけど、友だちがおったけん(笑顔)

質問アイコン家族とは?
回答アイコン【父】家族がおったけん、プラスになったことって、自然に感じることであって、口に出してっていうのは難しいけど。自然にしんどいとき、辛いときに一緒にいるのが家族ちゃうかな。子どもができてはじめて大人になったっていうか、僕はね。
【母】徐々に大人になっていくっていうか、子どもに教えられる部分もあるしね、子育てしよって。
【父】いつまでも子どもでおれんのやな。下の者ができて、あきらめなしゃぁないなって、大人はね。 ほなけど、子どもができて、ほのくらいなにもかも、(大人になるって)あっ、こういうことなんやなって、初めて感じたね、僕は。
【父】【母】親の気持ちとかね…。

阿波おどり子ども法被姿の写真

 

阿波おどりとは
400年の歴史をもつ日本の伝統芸能。全国で数多く開催されていますが、徳島県では毎年8月9日に開催される「鳴門市阿波おどり」を皮切りに県内各地で開催されます。最も賑わいを見せるのは毎年8月12~15日の4日間開催される徳島市の阿波おどり。人出は約130万人、踊り子は約10万人が繰り出し、期間中は、徳島市中心街一円が踊りの渦に巻き込まれ、興奮のるつぼと化します。(阿波ナビ)

 

輪踊りとは
祭り期間中に歩行者天国となった道路やおどり広場など桟敷の以外の場所で、踊り子が隙間をみつけては、輪のように囲み即興で踊り合うこと。桟敷や舞台とは違い自由な踊り方で見ているお客さんを楽しませる。時には見ているお客さんが踊りに参加したり、通りすがりの連が飛び込みで入ったりする自由な踊り方のこと。

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