ママになる、その日まで

ママになる、その日まで

きょうからは、なんでもマイペース主義。
おなかのあかちゃんと、ママの呼吸が
合ってさえいれば、それだけで十分です。

妊娠がわかったら

妊娠届

住民票のある市町村役場に妊娠を届け出ることから、いろいろな母子保健サービスが始まります。

届出窓口でお渡しするもの

  • 母子健康手帳
  • 妊婦一般健康診査受診表
  • 共通診療ノート
  • 副読本(妊娠・出産・育児に関する教材)
  • ・パパ&ママのポケット等

母子健康手帳

母子健康手帳は、妊娠初期から小学校入学までをカバーする、母と子の大切な健康記録です。はじめにひと通り目を通して、自分で記入できる欄から書き込んでいってください。主な記録欄は6歳までですが、予防接種や病歴については、その後も記録を大切に保管し、健康管理に役立てましょう。
*妊婦健診、乳幼児健診、保健指導などを受けるとき、また医師にかかるときには、必ず持参してください。

元気な赤ちゃんを生むために

妊婦定期健康診査

産婦人科で受けられるこの診査は、妊娠中の健康管理にとても大切なものです。少なくとも毎月1回、妊娠24週(7か月)以降は毎月2回以上、さらに妊娠36週(10か月)以降は毎週1回、受診しましょう。
なお、妊娠届の際にお配りしている妊婦一般健康診査受診票を使うと、決められた検査(血液検査、尿検査、血圧測定など)が公費負担により受けられます。

気持ちはいつも、ゆったりと

母親教室(両親教室)

はじめての妊娠・出産は、だれも不安なものです。母親教室で、妊娠中の健康管理やお産のための知識、そして育児の方法などを学んでいくことで、お母さんになる自信が生まれてきます。
母親教室は、産婦人科のほか市町村でも実施しています。保健師や栄養士による講義、沐浴実習など2~3回で1コース。もちろん、両親で参加することもできます。

妊産婦訪問指導

健康診査の結果、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)などの診断が出た場合や、高年初産の方については、保健師等が訪問して相談を行う制度もあります。

HTLV-1(ヒト白血病ウイルス)から赤ちゃんを守りましょう

HTLV-1の検査を受けましょう

HTLV-1は、ATLANTA(成人T細胞白血病)の原因となるウイルスです。お母さんがこのウイルスを持っていると、授乳等によって赤ちゃんに感染する可能性があります。妊婦さんがウイルスを持っているかどうかは妊婦健診での血液検査で調べることができます。
詳しいことは産科もしくは小児科の主治医の先生におたずねください。

Q1.ATLとはどういう病気ですか?

A.ATL(成人T細胞白血病)はHTLV-1というウイルスが原因で発生する病気で白血病の一種です。このウイルスに感染しながら発症していない人を「キャリア」といいます。ウイルスに感染すると、一生、体内に保持することになりますが、40歳以上のキャリアから年間1,000人に1人の割合で発症するといわれています。

Q2.HTLV-1はそのようにして感染するの?

A.HTLV-1の感染経路は、主にウイルスを持った母から子への母子感染であり、この他には性行為による感染(多くは男性から女性への感染)があることが知られています。輸血による感染は検査を行っているので、現在では感染の心配はありません。

Q3.キャリアだと言われました。どうしたらよいでしょうか?

A.ウイルスの感染力は小さいため、職場、学校、家庭等の日常生活に特別な配慮は必要ありません。また、母子感染については、授乳方法を選ぶことで赤ちゃんに感染する危険性を減らすことでできます。不安になることがあれば、一人で悩まずにかかりつけの産科等医療機関またはもよりの保健所等においてご相談ください。

Q4.母乳による児への感染を防ぐためにはどのような方法がありますか?

A.母乳による感染を防ぐには、人工栄養が最も確実な方法ですが、次善の策として、3ヶ月までの短期間の授乳もしくは、凍結母乳を与える方法などがあります。

Q5.短期間(3ヶ月以内)の授乳なら大丈夫ですか?

A.この期間の授乳であっても感染が全く起こらないとは言いきれませんが、人工栄養と短期授乳との間に母子感染の確率に差はない、という報告があります。ただし、それ以上長期間になると感染率が高くなります。

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