「要保護児童」って?
さまざまな事情により、親もとで生活ができないために、
公的な保護を必要とする0歳~18歳以下の子どもをいいます。
養護に問題が起こる理由
親の死亡、親が行方不明(置き去り)、遺棄、養育拒否、虐待 などです。
戦後まもなくは、戦争により親を失った戦争孤児や親の病死などの
理由が多かったのですが・・・
今日では、「虐待」が多くを占めています。
要保護児童の特徴
多くの子どもは、虐待(「遺棄」「養育拒否」を含む)
傷つき体験を経験しています。
たとえば・・・
〇 虐待による恐怖体験を受けた子ども
〇 実親と分離(離れて生活)した経験がある子ども
(たとえ虐待されている子どもでも、実親を求めていることが多い)
〇 施設や里親に委託されることにより、友達や住み慣れた生活環境の
喪失を体験した子ども
〇 自分の過去が曖昧な子ども
これらの経験は、子どもの年齢や状況によって様々なため、すべての子どもが
不適応行動(暴力や暴言、多動 等)を起こすわけではありません。
だた、心に傷を抱えている子どもたちであることを知っておく必要があります。