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オーストラリア在住の久美子ママ 初めての子育てに奮闘!子育てほっとスペースすきっぷとの出会い

こんにちは。オーストラリア、ゴールドコースト在住の久美子です。
日本は、春から初夏を通り越して突然暑くなったと聞きましたが、どうでしょうか。
こちらも、イースターの休みを過ぎても暑い日が続き、最近やっと朝晩涼しいなと思えるようになりました。これも地球温暖化の影響でしょうか。

さて、うちのボーイズは現在11歳と6歳、小学校6年生と1年生になりました。
長男は来年からセカンダリースクールに上がるので、自分ではすっかり成長したと思っているらしく、私が口を出すと煩わしがるようになりました。
次男は、まだ私の手伝いは必要ですが、ちょっと前に比べると、随分手がかからなくなったなあと思います。
赤ちゃんの頃は、早く大きくなって欲しい、自分の時間が欲しいと狂おしく思ったこともありましたが、「お母さん、向こうへ行ってて。」なんて言われると寂しく感じてしまう今日この頃です。

振り返ると長男が生まれた頃は、戸惑うことばかりで先のことなど見えなくなっていました。
子供の成長した姿など描く気持ちの余裕がなかったのです。今考えると、産後うつになるギリギリの所にいたのではないかと思います。
そんな時に、新聞で見つけた「子育てほっとスペースすきっぷ ベビーデー」の広告。
あの広告を見つけなければ、私の育児、徳島での生活は全く違うものになっていたと思います。
今日は、私とすきっぷとの出会いについて書いてみようと思います。

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私がママになったのはかなり遅く、39歳の時でした。25歳で単身オーストラリアに渡り、仕事、大学院での勉強と、がむしゃらに生きていました。
もちろん失敗も、挫折もありましたが、努力さえすればある程度思うように目標に達成でき、努力の結果もすぐに見えていた日々でした。
そんな私にとって、赤ちゃんや子育ては全く縁のない未知の世界でした。
当時、主人が徳島で英語指導助手として働いていた関係で、私は日本で出産育児をすることに決め、愛媛の実家近くの病院で出産し、産後二ヶ月は実家でお世話になりました。
初めての妊娠出産で不安ではありましたが、妊娠中も出産時も特に問題はありませんでした。

ところが、長男は、当時の私にとってかなり育てにくい赤ちゃんでした。とにかく寝ないのです。
おっぱいをあげてお腹がいっぱいになったら、赤ちゃんはずっと寝るものと思っていましたが、長男は、寝たかなと思って、布団に置くと「ぎゃーっ」っと起きてしまいます。
それでまた抱っこ、おっぱい、布団に置くとまた「ぎゃー」。おっぱいをあげておとなしくなってくれたらまだマシです。
おっぱいをあげても、オムツを替えても、まだ泣き続けることもありました。気分転換に散歩もいいかなと思い、長男をベビーカーに乗せると嫌がって泣き続けて、結局抱っこ。
病院でも、近所の方も「赤ちゃんはそんなもの」とは言ってくれましたが、私の育児のイメージだった”スヤスヤ眠る赤ん坊の横で私は優雅に読書”とは程遠いものでした。
実家では、育児は私の責任と思い、なるべく両親に頼らないようにと毎日頑張っていました。
歯を磨く時間もなく、お風呂に入っている時間とトイレにいる時間だけが唯一自分一人になれる時間。
私は、何かにすがるようにネットで様々な育児書を片っ端から買い、長男を膝に置いて授乳しながらそれらを読み漁っていました。
知識がないから、事態に対処できないと思っていたのかもしれません。

それでも実家にいる間は、母が私の愚痴を聞いてくれたり、家事をしてくれたりしたので、まだ楽でした。

長男が生まれて二ヶ月後に、主人が待つ徳島に長男と移動しました。とうとう私だけで育児、家事をしなければなりません。
不安でいっぱいでした。主人はかなり協力的で、昼休みに私がお昼ご飯を食べられるように帰って来てくれたり、週末は長男を連れて出たりしてくれたのですが、私の疲労は日々蓄積していきました。
育児書通りにやってるのに、言われた通りにやっているのに、思うようにならないのです。
今までのように結果が見えないのです。
しかも、徳島は初めての土地で親戚どころか知り合いもいません。
毎日家に籠って、長男と向き合う日々。知らないうちに涙が出ていることもありました。もう限界でした。

そんな時に、見つけたのがすきっぷの広告です。私の中では、「このままではいけない。何とかしなければ」という危機感があったのでしょう。勇気を出して電話してみました。
電話でのスタッフさんの対応はとても親切で、右も左も分からない私に籠屋町への行き方を説明してくださいました。

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そして「ベビーデー」当日。やはり道には迷ってしまいましたが、何とかすきっぷを見つけ到着。
たくさんのママたちが集まっていて、少し緊張しましたが、スタッフの方は私のことを覚えていて初めての私をフォローしてくださいました。
質問コーナーでは、他のママさんたちに混じって、「子供が寝ない、いつもおっぱいに抱っこ」ということを相談させてもらいました。
その後は、他のママさんたちと交流会。その日はうちの長男が一番月齢が小さかったのですが、少し大きなベビーのママとお話しして、彼女たちのベビーも同じようだったと聞き、少し安心しました。
そして、何と言ってもスタッフの皆さんたちが、親身になって私の話を聞いてくださり、私の中にあったものを一気に吐き出すことができました。心の中にあった重いものが溶け、とても軽くなった感じがしました。

これが私の記念すべきすきっぷデビューの日、11年前の4月のベビーデーです。
その日をきっかけに、私の中で何かが変わりました。「駆け込み寺」ではないですが、私はすきっぷで救われたと思っています。その後もすきっぷがオープンしている日は毎日朝から通い詰め、月齢が近いベビーのいるママ達とたくさん知り合うことができました。
彼女達と愚痴をこぼしあったり、育児などの情報を交換したり、肩の凝らない話をしたり、スタッフさんに育児の悩み事を聞いてもらったりと、私の徳島での育児はとても充実したものになりました。
夜中の授乳も「この時間に同じように起きてるママがいる」と考えるだけで、気にならなくなりました。
いつも笑顔で「いらっしゃい」と私たちを迎え、自分の身内のように親身になって話を聞いてくださったスタッフの皆さん。
優しい木の空間。つかの間のコーヒータイム。あの頃は、確かに大変だったけれど今は本当にいい思い出です。本当に感謝でいっぱいです。

今、育児でいっぱいいっぱいになってるママさん、一人で悩んでないで、是非、すきっぷに行ってみてください。
きっと私のように何かが変わると思いますよ!今の大変な時間は必ず温かい思い出になることを覚えていて欲しいと思います。

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コラム作成者:久美子ママ

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