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子育てサークルのお世話係

2回目のパパコラムを書かせて頂きます。枝川です。
今回は、僕が地元の子育てサークルのお世話係を約1年間引き受けていた頃のこと、そして感じたことなどを振り返りたいと思います。
(「お世話係」と聞いて、僕も最初に「??」と思いましたが、代表のことです。)

5歳の息子はすでに幼稚園へ行っており、2歳の娘といつものように近所の児童館に通っていた頃のことです。ちょうど年度末で、「あと1年経てばこの子も幼稚園に行き、昼間は仕事に趣味に自由の身だ!」などと思っていました。(笑)

その児童館には、15年以上続く伝統ある子育てサークルがあったのですが、どうも次年度のお世話係が見つからない様子でした。しかし、いくら男一人で児童館に行くのに慣れたからとはいえ、今までママだけで活動していた子育てサークルの代表になるなどとは、夢にも思っていませんでした。正直、「めんどくさそう。関わらないでおこう。」とさえ思っていましたね。(汗)

そんなスタンスでしばらく過ごしていたのですが、ある日、その時の館長先生に「枝川さん、次のお世話係いかがですか?」と言われ、突然それが自分とは無関係のものではなくなりました。
今思えば、それが僕の子育て人生における転機でしたね。

今となってはあまり覚えていませんが、元々の性格が「やるならやる!やらないならやらない!」みたいな極端な性格なので、ずいぶん悩んだ末に引き受けたんだと思います。

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けれども、一旦「やる!」と決めてからは、とんでもなく充実した時間を過ごせました。(過ごしています)

まずは、徳島新聞社・四国放送や大塚食品工場、徳島県庁舎、徳島市中央卸売市場などの貴重な見学に行くことができました。

通常このような見学は、学校の長期休みにイベントで募集しているものに当選するか、または、平日の昼間に団体で申し込まないとならないものが多いので、個人・家族だけではなかなか行けません。
そういう見学が出来たことは、自分たち親子も、また一緒に参加して下さった皆さんにも良い経験になったのではないかと思います。

次に、これもグループ・団体だから、という面が似ていますが、いろんな意味で思い切ったイベントができました。

本物の竹を切ってきて流しそうめんをしたり、大人30名以上から申し込める観光地引網の体験に行ったり、ポッキー&プリッツの日(11月11日)に10種類以上のポッキー・プリッツを開けて味比べをしたり。(笑)家族だけでできないこともありませんが、なかなか勇気が必要ですよね。「みんなのために」なんて大袈裟なことはありませんが、「みんなでやるなら」と、重い腰が上がることは多々ありました。

また、活動しているグループ・団体でないと子育て支援施設などから借りられない物、というのもたくさんあり、遊具やおもちゃはもちろん、かき氷機・ポップコーンマシーン・わたがし機、などは本当に思い出深いものになりました。食べ物の記憶は特に残りやすいのか、息子は今でも「また借りたい」などと言っています。

最後に、「情報を集めよう!調べよう!楽しもう!」という生活スタイルに変わったことが、大きな財産となりました。そして自分自身すべてにおいて、とても積極的になったと思います。

最初に書いた通り、お世話係を引き受けるまでは、基本的には自分さえ良ければいいという生活スタイルでした。しかし同時に、(もちろんお子さんの年齢により出来ることも様々ですが)日々の生活にそれほど大きな楽しみ・イベントもなかったように思います。

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しかし、イベントを企画するにあたり、「何か面白いことはないかな~」と調べていくうちに、上に書いたようなイベントやレンタル品を見つけ、親子とも楽しむことが出来ましたし、子供遊びの内容から県内外の遊び場・公園情報まで、とても知識が増えました。

それと同時に新聞やチラシなどのイベント情報にもかなり敏感になり、日々、何か見つけてはスマホで写真を撮り、日付別に整理しています。「マメですね。」なんて言われることもありますが、結局それが自分たちが楽しいイベントに参加する近道だと思っているので苦ではありません。

いろいろと良い面ばかりを書いてきましたが、本当に時間は取られました。間違いありません。
それでも今の様な生活スタイルになってからは、休日の予定が1ヶ月先まで埋まっていることもあるような、楽しく疲れる生活を送れています。
結局、「お世話係を引き受けて良かった」という話にはなってしまうのですが、「自分からなりたくてなった、のではない」というところを、すごく不思議に感じています。

そこにサークルがあったこと、そしてお世話係を打診されたこと、偶然と言えば偶然ですが、今はとても感謝しています。
また、後になって知ることになりますが、その子育てサークルの創設のきっかけをつくった方はこのパパコラムのお話を頂いた方と同じ方でした。
そんな不思議なご縁もあって、拙い文章ではありますが喜んで記事を書かせて頂いております。

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コラム作成者:枝川 詩音

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