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プロカメラマンのパパは、息子のシャッター チャンスを我慢できるのか

家族写真の出張カメラマン・スタジオサークルの下塚と申します。
4月に息子が誕生し、慣れない子育てや環境の変化にあたふたとしながら、
我が子との穏やかな日々を過ごしています。
今までは仕事にフルコミットな毎日でしたが、これからは家族の時間もより大切にしながら、
1日24時間のやりくりをしたいと思っていますが、なかなか大変ですね。俗に言うワークライフバランスってヤツ、ですかね。
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お風呂、ミルク、寝かしつけなど、妻と協力しながら息子の世話を繰り返す毎日。
こういう暮らしを1日ずつ積み重ねていくことで、あっという間に息子は大きくなって、
今の赤ちゃん時代の日々を懐かしく愛おしく思うようになるんだろうなぁ、なんて将来のことを妄想したりもしています。
現在で誕生から4ヶ月を迎えていますが、息子が生まれたころの写真を見返すと、彼の小ぶりなボディにすでに懐かしさが込み上げてきます。

さて、私はファミリー専門のカメラマンとして、今まで数千組のファミリーの記念撮影をさせていただき、その中でホヤホヤ赤ちゃんの撮影も数多く担当させてもらいました。
記念撮影を通じてたくさんのベビーちゃんたちの可愛い表情をカメラにおさめてきましたが、それでもやっぱり、我が子の愛おしさは別格だな〜、ということをしみじみと感じています。

下塚さんのスタジオサークルでは、子育て安心ステーションすきっぷのお誕生日会やこどもねっといしいの子育てひろばのイベントなどへ出張して親子の写真を撮ってプレゼントしてくれることもあります。
スタジオサークルのブログ https://ameblo.jp/smzkjnic/

そんな嬉しく楽しい日々の中ですが、カメラマンとの職業病というか、悩ましいことがひとつあります。

それは”シャッターチャンス過敏症”。

悲しいかな、職業柄やはりどうしてもシャッターチャンスには敏感で、普段の息子との日常で「今、いい瞬間!」と感じたら、すぐにカメラやスマホを手にしてしまい、ついつい写真を撮ってしまうのです。それも1枚や2枚ではなく、毎回50〜100枚単位です。

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ベビーやキッズの撮影が中心の営業写真館畑にどっぷり浸かった私のようなカメラマンは、可愛い笑顔や面白いポーズ、そういったシャッターチャンスにはカメラを向けざるを得ない、そして連写せざるを得ない、そんな条件反射的行動原理がからだに染み付いているのです。

子どもの写真は、プロモデルや俳優のように「もう1回、お願いします」ということが通用しないシビアなものであり、二度とない瞬間だらけ。そこを撮り逃すことは、文字どおり何よりも重いミステイクであり、カメラマンとしての重大な決定力不足なのです。
よって決定的瞬間には大脳皮質から運動ニューロンに動作命令が伝わるよりも早く、カメラを起動しシャッターボタンを連打するように訓練されているわけです。ってまぁ、大げさですね。

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そんなわけで、スマートフォンの本体、パソコン、クラウドの写真ストレージ、それぞれの保存先が息子のベストショットで早くも容量パツパツになりつつあります。生まれてまだ4ヶ月、どーすんでしょコレ、我ながら。

なので、今の自分には”よほどのことが起こらないかぎり、息子の写真は撮らない”ということを課しています。
自分の瞳をシャッターにして、網膜の奥に思い出を焼き付けることにしています。

…ということをつらつらとコラムに書きながら、本日撮れたての息子の大量写真を保存するために、フォトストレージの容量をついに追加購入するのでありました。

作成者 下塚 潤一(スタジオサークル代表)

 

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